小学１年・２年から、塾通いってどうなの？
随分前、まめの木塾には小学４年生・５年生くらいから通い始める生徒がほとんどでした。通い始めるきっかけは「勉強がわからなくなり、成績も落ちてきたから」。お子さんはすっかり自信をなくし、お父さん、お母さんも元気がありません。おうちでの学習も、親子関係が悪くなるばかり。
１－２年生から塾なんて早すぎない？
現在は何年か前と違い、まめの木塾にも低学年の生徒が増えました。現在は低学年の受講もおすすめしています。勉強が嫌になってしまう前に、学校の授業について行けなくなる前に、勉強のしかたや学習習慣をつけることは大切だと思っています。
もちろん「成績を上げたい」と思っていれば、何年生から始めても大丈夫ですし、遅すぎることはありませんが、私は実に「もったいない」と思うのです。というのは、このようなお子さんの場合、すでに自信をなくしてしまっていたり、勉強が嫌いになっていることが多いからです。
その場合、まず自信を取り戻すところから始めなくてはなりません。それに数ヶ月（もちろん、お子さんによります）かかります。漢字の書き順、算数も国語も基本的なことのおさらいを終えて、ようやく本来の課題に向き合うことができるようになるのです。
遅すぎることはないけど、早すぎることもない
小学生の低学年から「すべてを勉強にささげる」生活をおすすめするわけではありません。それはまったく逆の方向です。
学校を楽しいものにするために、勉強はできたほうがいいにきまっています。勉強できなくたって楽しい子もいますが、それだって、授業中が苦痛になってきます。
- 問題なく授業についていける
- 先生のいうことがわかる
- 勉強の進み具合にあわせて、必要なことがおぼえられる
- 塾に行くよりも他のことをしたい
このようなお子さんには、塾は不要かもしれません。
ですが、そうではない場合、「勉強は嫌いだ」「ボクはダメだ」「私は頭が悪い」と、子ども自身が思い込む前に、環境や事情が許せば、少し早く勉強を始めることを提案します。
３年生の１学期が大きな分岐点
私の勝手な意見だと「３年生の１学期が大きな分岐点」です。特に算数は。
おそらく、子ども側からすると「３年生の１学期から急に勉強が難しくなってくる」のです。 そのまま４年生を過ぎると、なかなか大変です。つまり２年生の終わり頃までに学んでおきたいことが、確実に学べていないために、３年生になって急に難しくなったように感じてしまうのです。
繰り返しますが、「いつ始めても遅いということはない」 ですが「いつ始めても早くはない」とも、思うわけです。
ここまで学習の積み残しがあれば、さらにそれを解消するのは大変です。 現在の勉強をしながら、過去の勉強もするわけですから。そこで、最近は「小学１年・２年のうちから、塾に通いませんか？」という提案もしています。
１・２年のうちに、勉強のしかたを覚え、勉強の楽しさを覚え、自信をもったまま、３年・４年・５年になるのです。
もし、興味があれば、体験授業を受けてください。体験授業は４５００円の費用をいただきますが、１ヶ月以内に入塾されれば、この金額は月謝に充当します。
普通学級か特殊学級か（小学2年生Aくん）
小学校の担任の先生から、1学期の終わりに「3学期からは普通学級に通級しない選択を」という話をされたAくんのお母さん。
子どものためを思えば、無理をしない選択もあるのではないか？と、一度は覚悟を決めたところで、試しに「まめの木塾の体験」に来てもらいました。
お母さんと家庭学習をしていたところ、すっかりこじれてしまい、Aくんはすっかり算数の勉強が嫌いになり、お母さんはイライラの毎日だったそうです。
体験授業で、算数のできなかったことをいくつかできるようにしたところ、自信がついたのか「まめの木なら通う」ということで、通塾が決まりました。
3学期もクリアし、そしてそれからは、普通に進級しています。
Aくんの場合、興味のあるものならキャッチするのですが、興味のないものをキャッチする力が少し弱く、また、あまり器用でなく、作業が遅かったことから、一斉授業についていけなかったことが考えられます。
こういったことも、ちょっとしたことで変えられるのは、低学年ならでは、です。お子さんの人生に今必要なことは何かを、保護者・本人と話し合って決めてまいります。
通塾に迷われているかた、興味のある方、ご相談は、ぜひ体験授業にお越しください。
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